市場の種類

 市場は、卸売市場法という法律によって、下の2つに大きく分類されています。それぞれ、どんな特徴があるのかご紹介いたします。

そもそも 卸売市場 って何だ!?
法律によれば、「生鮮食料品等の卸売のために開設されている市場であって、卸売場、自動車駐車場その他の生鮮食料品等の取引及び荷さばきに必要な施設を設けて継続して開場されるもの」とされています。

簡単に言うと「お店のお店」。お店に並んでいる商品はどこから来ているでしょうか。工場からまっすぐ来ているものもありますが、多くは工場から一度卸売市場に集まり、そこから各お店に行き、それを私たちが購入しているのです。そう考えてみてください。

この卸売市場にも2種類あります。下の表の通りです。


 ■ 中央卸売市場
生鮮食料品等の流通及び消費上特に重要な都市及びその周辺の地域における生鮮食料品等の円滑な流通を確保するための生鮮食料品等の卸売の中核的拠点となるとともに、当該地域外の広域にわたる生鮮食料品等の流通の改善にも資するものとして、農林水産大臣の認定を受けて開設される卸売市場

人口の多い都市にあり、農林水産大臣の認可を受けたものが「中央卸売市場」です。
 ■ 地方卸売市場
青森県知事の認定を受けた卸売市場で、その施設が政令で定める規模以上の市場



卸売市場 を開くには...?
先に挙げた卸売市場法の定めにより、卸売市場を作るためには、「開設者」と「卸売業者」が必要になります。
”中央卸売市場”と”地方卸売市場”では、それぞれの特徴が違いますので表にまとめてみました。

開設者 卸売業者
中央卸売市場 地方公共団体
農林水産大臣より認定を受けた団体
開設者より許可を受けた、法人であること
地方卸売市場 申請者が施設の種類・規模・配置もしくは構造が地方卸売市場における業務の円滑な運営を確保するうえで、都道府県知事より認定を受けた団体・法人。 開設者より適当とみとめられた人・団体・法人。

弘前の水産市場は、名称を「弘前水産地方卸売市場」と言い、開設者株式会社弘前水産地方
卸売市場
卸売業者株式会社弘前丸魚となっている、民設民営の認定卸売市場です。